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教員採用試験とはどのような試験か

[教員採用試験とは?]
 教員採用試験は、公立学校の教員として働くために必要な試験で、正式には「教員採用候補者選考試験(検査)」と呼ばれます。この試験は、各都道府県や政令指定都市の教育委員会が実施しており、勤務を希望する自治体の試験を受験する必要があります。
試験内容は以下のように構成されています。
・一般教養試験:教科に関する問題や時事問題、一般常識などが出題
・教職教養試験:教育原理や教育法規、教育心理、教育史、教育時事など幅広い分野が問われる。
・専門教養試験:志望する教科の筆記試験
・小論文   :教員としての適性や教育観を問う
・人物試験  :志望者の人柄や適性を問う
・実技試験  :志望する教科の専門性を問う
 教員採用試験の特徴として、試験内容が受験する自治体や校種・教科によって大きく異なる点が挙げられます。そのため、各自治体の試験要項をしっかり確認し、志望する校種や教科に合わせた対策が重要です。試験範囲や出題形式が異なることがあるため、特定の自治体に特化した準備が必要になる場合もあります。さらに、一部の試験が免除されたり、加点制度が適用されたりする点も教員採用試験の特徴であり、自治体ごとに異なります。そのため、事前に制度の詳細を確認し、適切な対策を立てることが大切です。大学生の場合、大学推薦や自治体が実施する教師塾に参加することで、一部試験が免除されることがあります。また、臨時講師や民間企業からの受験者も、条件を満たせば一部試験が免除される場合があります。加点制度の対象としては、複数の教員免許を所持している場合や、ボランティア活動への参加、英検などの資格取得が挙げられます。これらは自治体によって適用範囲が異なるため、個々の状況に応じて適切に確認し準備することが重要です。
 試験に合格すると、成績順に合格者名簿に登載され、1年間の採用資格を得ます。


[教員採用試験の現状]
 教員採用試験の現状について、文部科学省がまとめた「公立学校教員採用選考試験の実施状況」から22年度の採用倍率は3.4倍で過去最低を記録しました。学校種別では、小学校が2.3倍、中学校が4.3倍、高校が4.9倍といずれも減少傾向にあり、この背景には、教員不足が深刻な小学校において、採用者数が増加していることが大きく関与しています。例えば、00年度の小学校教員の採用倍率は12.5倍でしたが、23年度には2.3倍にまで低下しています。採用者数は00年度の3683人に対し、23年度には1万7034人と約4.6倍に増加しており、特に団塊世代の教員の大量退職や、特別支援教育の需要増加が要因となっています。
 教員採用試験の受験者数の動向においては、新卒者は横ばいで推移している一方、既卒者は大幅に減少しています。22年度の受験者数では、新卒者が46.4%、既卒者が53.6%を占めており、既卒者の割合が減少していることが、採用倍率の低下の主な原因とされています。13年度には既卒者が68.7%を占めていましたが、22年度にはほぼ半減しており、これらのデータから、教職離れが極端に進んでいるわけではなく、特に新卒者の受験者数は大きな減少を見せていないことがわかります。教員養成大学・大学院で学ぶ学生の教員就職率も改善傾向にあり、近年の採用倍率の低下は、既卒者の減少が大きく影響していると考えられます。


[日程]
2024年実施1次試験 一覧 
自治体名1次試験
北海道6月16日
青森県7月13日
岩手県7月13日
秋田県7月13日14日
山形県7月13日
宮城県7月13日
福島県7月13日・14日
茨城県5月12日
栃木県7月6・7日
群馬県7月7日
千葉県7月7日
埼玉県7月7日
さいたま市7月7日
東京都7月7日
神奈川県7月7日
横浜市7月7日
相模原市7月7日
川崎市7月7日
静岡県5月11日・12日
静岡市5月11日・12日
浜松市5月11日・12日
山梨県7月7日
長野県6月29日 30日
新潟県6月16日(小のみ)・7月7日
石川県7月20日・21日・8月3日・4日
福井県6月29日・30日
富山県7月13日・14日
愛知県6月15日
岐阜県6月15日
三重県6月15日
滋賀県6月16日
大阪府6月15日
大阪市6月15日
堺市6月15日
豊能地区6月15日
兵庫県6月15日(集団面接)7月21日(筆記)
京都市6月15日
京都府6月15日
奈良県6月15日
和歌山県6月15日
鳥取県6月8日
島根県7月6日
広島県7月13日・14日
岡山市7月6日13日14日
岡山県7月6・7・13・14日
山口県7月6日、7日
香川県7月13~19日
徳島県7月20~21日
愛媛県7月20~21日
高知県6月1日
福岡県6月16日
福岡市6月16日
北九州市6月16日
佐賀県6月16日
熊本県6月16日
長崎県6月16日
大分県6月16日
宮崎県6月16日
鹿児島県6月16日
沖縄県6月16日
 

2025年実施 1次試験日程を発表した自治体
5月11日(日)
島根県 山口県 長崎県
2025年6月実施
6月14日(土)
岐阜県 名古屋市 三重県
6月15日(日)
北海道 札幌市 福岡県 福岡市 北九州市 佐賀県 熊本県 熊本市 大分県 宮崎県 鹿児島県
沖縄県教員採用試験
7月5日(土)
岡山県 岡山市 
7月6日(日)
埼玉県 さいたま市 東京都 相模原市 横浜市
7月12日(土)
青森県 岩手県 秋田県 宮城県 仙台市


[採用倍率の見方]
 教員採用試験の採用倍率は、自治体の採用数や校種によって大きく異なります。比較的低倍率と言われるのは小学校や特別支援学校であり、高倍率となるのは中学・高校の体育、養護教諭、栄養教諭です。特に高等学校は学校数が限られているため、採用数が少なく高倍率になりやすいです。
ここでの注意点は3つあります。
1 自治体によって採用倍率が異なること
例えば、2025年度小学校の倍率は東京が1.2倍なのに対し、大阪府では2.7倍です。養護教諭では東京が7.2倍、大阪府が12.0倍と、地域によって大きく差があります。
2 年度によって変動があること
東京都は2025年度現在、大量採用が続いていますが、これは計画に基づいての採用であり、突然採用数が半分になる年もあります。教員採用試験では、このような変動がよく見られます。
3 表面的な倍率だけで判断しないこと
高倍率の養護教諭や栄養教諭は、どの自治体でも競争が激しく、相当な対策が必要です。しかし、注意すべきは低倍率や中倍率の試験です。一例ですが、大阪府の2次試験の結果を見ると、受験区分により倍率が違うことがよくわかります。要因はいくつかありますが、このような違いは大阪に限らず多くの自治体で見て取れます。何よりも表面的な倍率をみず、自分が受験する区分をみて判断することが必要です。
小学校

2次試験受験者2次試験合格者倍率
一般受験4762322.1
大学推薦85621.4
常勤講師4431483.0

高等学校数学

2次試験受験者2次試験合格者倍率
一般受験89382.3
常勤講師4358.6


[教員採用試験に合格するには? 素朴な疑問]
 教員採用試験は、主に筆記試験と面接試験で構成されています。筆記試験と面接試験の双方で高得点を取ることができれば合格に繋がりますが、年では『面接』の比重が高まっているため、合格することは決して容易ではありません。

[合格しやすい人はいるか]
 教員採用試験において、近年は面接の比率が非常に大きくなっており、面接で高得点を取れる人が有利な状況です。筆記試験のように客観的な基準がないため、面接官の判断によって評価が決まります。面接官は面接基準に沿って評価を行いますが、どうしても先入観やバイアスが影響することがあります。そのため、明朗活発で、表情が豊か、素直で誠実な人物が好まれる傾向が強くなります。このような要素が評価に影響を与え、結果的に面接の得点に大きく反映されます。ですので、合格しやすい人がいるかと言えば、数十分という限られた面接の時間で、このような良い印象を面接官に与えることができる人は、合格しやすいと言えるでしょう。

[学生と講師はどちらが有利か]
 教員採用試験において、学生と講師のどちらが有利かについては、一概には言えません。講師は現場経験が豊富で、実践的な対応力や具体的なエピソードを面接でアピールできる点が強みです。一方で、学生は新しい視点や学びに対する意欲を強調しやすく、明朗活発で素直な姿勢が面接官に良い印象を与えることが多いです。しかし、有利・不利に関しては、自治体ごとの傾向も大きく影響します。例えば、現場経験を重視して講師を採用する傾向が強い自治体もあれば、学生のフレッシュさや意欲を高く評価する自治体もあります。そのため、どちらが有利かは一概には言えず、受験する自治体の特徴を理解し、それに合った対策を立てることが重要です。

[教職の経験がなくても合格するか]
 教職の経験がなくても教員採用試験に合格することは可能です。特に近年、多くの自治体で民間企業からの社会人枠を設け、新しい人材を募集する傾向が強まっています。異業種の経験を持つ人材が学校現場に多様性をもたらすことを期待し、こうした制度が導入されています。実際、当塾でもまったく教員の経験がないにもかかわらず体育教員、養護教諭という倍率の高い試験に合格されている方はいます。しかし、現実として社会人での合格は決して簡単ではありません。教職の経験がない場合、4月の採用時点で教育現場で求められる知識や経験を持たないため、面接官に不安を抱かれることがあります。また、自治体によっては、教職経験者と同じ基準で評価されることがあり、他の受験者と競り合う形になるため、厳しい競争となります。そのため、社会人で合格を目指す場合、しっかりとした準備と教育への強い意欲を示すことが求められます。加えて、可能であればボランティア活動や学校現場での経験、子どもと関わる機会を増やし、それらの経験を面接でアピールできることが望ましいです。

[教諭枠は合格しやすいか]
 教員採用試験では、現職の教諭が異なる自治体で勤務を希望する際、新たにその自治体の採用試験を受験する必要があります。多くの自治体では、教諭枠の試験が設けられており、経験者向けに筆記試験が免除されるなど、特例が適用されることが一般的です。では、教諭経験者が自治体を変えて受験する場合、合格しやすいかというと、これも自治体の方針によって異なります。例えば、大阪府の教諭特別枠では全校種で採用倍率が2.7倍となっており、全体の倍率である3.3倍と比較すると若干低いものの、決して合格が容易なわけではありません。一方で、兵庫県では積極的に教諭経験者を採用している傾向も見られますが、これも自治体ごとに違いがあります。教諭経験者の場合、勤務した自治体の方針に影響される傾向があり、新しい自治体の教育方針にどれだけ柔軟に馴染めるかが重要なポイントとなります。教諭としての経験が即戦力として期待されるのは事実ですが、経験があっても、その自治体の教育理念や目標、文化を理解し、どう貢献できるかを具体的に示す必要があります。自治体ごとの教育方針や文化に合わせた準備と対応が合否を左右する重要な要素となります。

[年齢が高いと合格は厳しいか]
 教員採用試験において、年齢が高いと合格が厳しいかという質問はよくあります。年齢に関しては、自治体ごとの基準や方針によって異なりますが、必ずしも年齢が高いことが不利になるとは限りません。特に、現職教諭や社会人経験者を積極的に採用する社会人枠や特別枠では、年齢にかかわらず、これまでの経験やスキルを重視する傾向があります。ただし、年齢が高い場合には、即戦力としての実績や専門的な知識、柔軟な対応力が求められます。また、新しい環境に適応できるかどうかや、自治体の教育方針にどれだけ共感し、その理念を実践できるかも重要な要素となります。年齢が高い受験者は、これまでのキャリアで培った経験やスキルをいかに活かし、自治体の目指す教育に貢献できるかを具体的に示す必要があります。年齢が理由で不合格になることは少ないものの、他の受験者に負けないようにしっかりとした準備とアピールが必要です。

[面接の点数がなかなか伸びない]
 面接で悩まれている方は多いと思います。面接試験は、多くの要素が絡んで来るためここでは『スキーマ』という言葉を使って説明します。『スキーマ』とは心理学において、過去の経験や知識に基づいて形成された、ある事柄に対する認知の枠組みのことです。いわば、私たちの心のなかの「型」のようなもので、新しい情報が入ってきたときに、その情報をこの型にあてはめて理解しようとする働きをします。

・図書館スキーマ: 静かな場所、本がたくさんある、勉強をする場所など、図書館に関する様々な要素が結びついた概念
・犬スキーマ: 四足歩行、毛が生えている、吠えるなど犬に関する特徴が結びついた概念

面接の点数がなかなか伸びない方はこの『スキーマ』を理解していない、理解をしていてもその枠組みに入っていない可能性があります。面接におけるスキーマの関係は、面接官や受験者が持つ過去の経験や知識に基づいた「枠組み(スキーマ)」が、面接中の情報処理や判断に影響を与えることに関連しています。
1 面接官とスキーマ
 面接官は、過去の面接経験や職務知識を元に、受験者に対する一定の期待やイメージを持つ。このスキーマは、面接官が受験者の言動や回答を評価する際の基準となる。例えば、「理想的な候補者」というスキーマを持っている場合、そのスキーマに合う受験者を好意的に捉えたり、逆にスキーマに反する行動や発言に対して否定的な評価をする傾向がある。
例 「明るくハキハキした人は仕事ができる」というスキーマを持つ面接官が、実際にそうでなくても、明るく話す受験者に対して高い評価をつける可能性がある。
2 受験者とスキーマ
 過去の面接経験や事前の情報収集によって、「面接とはこういうものだ」というスキーマを持って臨むことが多い。このスキーマによって、受験者がどのように振る舞うべきか、どんな質問がされるかを予測し、面接準備を行う。しかし、スキーマにとらわれすぎると、柔軟な対応ができなくなったり、思いがけない質問に対してパニックになることがある。
例 「面接では必ず自己PRを求められる」というスキーマを持つ受験者が、その質問がない場合に困惑することがある。

以下のように分類し考察します。
【面接における受験者の4つの分類】
1.    面接官のスキーマを理解し、そのスキーマに合致する
 結果:合格あるいはもう少し
受験者は面接官が持っている「理想的な候補者像」(スキーマ)を理解し、その期待に応じた振る舞いや回答をすることで、面接官の評価に合致する。適切に自己アピールし、面接官の期待に応えることができるため、合格の可能性が高い。高倍率の試験、例えば養護教諭、栄養教諭、中高体育、高校社会などはこの状態で試験に挑むことが絶対条件。この状態であれば、粘り強く取り組めば合格は近い。

2.    面接官のスキーマを理解しているが、スキーマに合致しない
結果:不合格の可能性が高い
受験者は面接官のスキーマを理解しているが、スキーマに合う行動や回答を取ることができない。面接官の期待と実際のパフォーマンスが一致しないため、評価が上がらず、不合格になる可能性がある。この場合、面接内における何らかのコミュニケーションに問題があるかもしれない。努力をしているが中々成果に結びつかない人、学校現場で働いているが合格できない人はこのパターンが多い。合格は時の運となる。

3.    面接官のスキーマを理解していないが、結果的にスキーマに合致している
結果 合格の可能性が高い
受験者は面接官のスキーマを意識していないが、自然な振る舞いや回答が面接官のスキーマに合っている。このタイプの受験者は資質が高く、面接官の評価を無意識に満たすことができるため、合格の可能性が高い。レアなケース。

4.    面接官のスキーマを理解しておらず、かつスキーマに合致していない。
結果 不合格
受験者は面接官のスキーマを理解しておらず、さらにそのスキーマに合わない振る舞いや回答をしているため、評価が低い。面接官の期待を満たさず、不合格となる可能性が高い。何らかのコミュニケーション能力や準備に欠ける点があると考えられる。学校現場で働いた経験がない人に多い。講師をしていて、この状態の場合、専門家の指導を受けないと合格は厳しい。

試験本番20分、30分という時間を、いかに面接スキーマに合致する状態を維持するかが合格の鍵となります。自分が今どのような状態にあるかを自分自身で判断するのは難しいですが、じっくりと『面接対策』を行うことで、高めることができます。それを達成できれば、かなりの確率で合格に近づくことができるでしょう。
[学習法と新教舎のサポート]
[小学校]
小学校専科の倍率は全国的に低下傾向にあるものの、最終試験で2倍以上の倍率がある自治体では決して油断できません。筆記試験を受ける方は、まず過去問を確認し、しっかりと計画を立てることが成功への第一歩です。闇雲に時間をかけても点数は思うように上がらないため、効率的な学習を心がけましょう。面接対策も同様に、受験する自治体の試験内容をしっかり把握し、それに合った準備を進めることが重要です。[試験倍率]の項目で述べたように、表面的な倍率に惑わされず、受験区分によっては実質の倍率が高くなるケースもありますので注意が必要です。「次回こそ必ず合格する」という強い意志を持ち、試験に全力で挑みましょう!
【新教舎の対策講座】
筆記試験対策としては、「全国版 オンライン小学校対策」「全国版 教職教養対策」をご用意しています。面接対策については「トータルサポートコース」「各教室での面接対策」があります。「トータルサポートコース」では、面接対策はもちろん、筆記試験対策のアドバイスや学習計画の設定、モチベーションの維持まで、教員採用試験を乗り越えるためにしっかりと伴走していきます。また、兵庫県・大阪4地区限定の「小学校プレミアムコース」では、少人数で対面による懇切丁寧な指導を行い、よりきめ細かい学習サポートが受けられます。


[中学校]
中学校の倍率は教科によって大きなばらつきがあります。特に社会や体育といった教科は、全国的に見ても高倍率であり、競争が激しい分野です。また、音楽、体育、美術、英語といった実技試験が課される教科は、筆記試験だけでなく実技の準備も必要なため、早めの対策が肝心です。筆記試験では、過去問をしっかりと確認し、自分に合った計画を立て、効率的に学習を進めることが重要です。特に高倍率の教科では、まず筆記試験で十分な得点を取れることが、次のステップへ進むための最低条件となります。だからこそ、計画的かつ着実な準備が成功の鍵となるのです。
【新教舎の対策講座】
筆記試験対策として、一般教養・教職教養が必要な方には「全国版 オンライン対策」をご用意しています。面接対策については「トータルサポートコース」や「各教室での面接対策」を提供しています。また、「トータルサポートコース」の受講者で専門試験のサポートを希望される方には、タブレットを活用した支援も行っております。個々のニーズに合わせたサポートで、万全の試験対策をお手伝いします。




[高等学校]
高等学校の教員採用は、学校数が少ないため、採用人数も限られ、高倍率となるのが通常です。都市圏では比較的多くの採用が行われることもありますが、地方では採用数がわずか1人だったり、教科によっては募集がない場合も珍しくありません。特に中学校以上に社会系や体育の競争は激しく、その他の教科でも競争が非常に厳しい状況です。そのため、筆記試験や実技試験の対策を万全に整えるだけでなく、面接試験でもより高得点を目指すことが重要です。しっかりとした準備が合格への道を開きます。
【新教舎の対策講座】
筆記試験対策として、一般教養・教職教養が必要な方には「全国版 オンライン対策」をご用意しています。面接対策については「トータルサポートコース」や「各教室での面接対策」を提供しています。また、「トータルサポートコース」の受講者で専門試験のサポートを希望される方には、タブレットを活用した支援も行っております。個々のニーズに合わせたサポートで、万全の試験対策をお手伝いします。




[特別支援学校]
特別支援学校の教員採用試験は、全国的に特別支援学校に通学する児童・生徒の増加に伴い、採用人数が増える傾向にあります。ただし、採用数は自治体によって大きく異なります。また、特別支援学校の試験内容や形式も自治体ごとに違いがあります。自治体によっては、小・中・高それぞれで採用を分けている場合もあれば、小・中・高を一括りにして採用を行うケースもあります。特別支援学校の教員には高度な専門性が求められるため、面接では最近の特別支援教育の状況をよく理解し、専門性を発揮した具体的な回答が求められます。しっかりとした準備と理解が、合格の鍵となります。
【新教舎の対策講座】
特別支援学校の面接対策については、「トータルサポートコース」や「各教室での面接対策」を提供しています。特別支援学校の教員は高い専門性が求められるため、回答も特別支援教育に関する基礎的な用語や知識、時事的な背景を踏まえ、的確に回答する必要があります。面接対策では、このような質問への対応力を強化することに力を入れています。
[養護教諭]
養護教諭の採用試験は難関として知られており、倍率が高い自治体では30倍を超えることもあります。養護教諭の配置は法令で定められており、今後も学校数や児童・生徒数の減少が続くため、この高倍率の傾向は続くと考えられます。養護教諭を目指す受験生は、非常に高いレベルの勉強を積み重ねており、筆記試験や面接試験も厳しい競争の中で行われています。例えば、大阪市では面接試験の平均点が公表されていますが、養護教諭の面接の平均点は他の校種と比べて突出して高くなっています。このため、筆記試験ではできる限り高得点を狙うとともに、質の高い面接演習を通じて面接試験でも高得点を目指すことが非常に重要です。
【新教舎の対策講座】
新教舎の「トータルサポートコース」では、毎年多くの養護教諭志望者が合格を勝ち取っています。質の高い面接対策に力を入れ、徹底的なサポートを行います。タブレットを活用した筆記試験対策支援や、最新の健康資料の提供を行い、試験準備を万全にサポートします。また、養護教諭は学校内でのコーディネーター的な役割が求められること、専門機関や教職員との連携、学校における健康に関する諸問題、不登校やいじめなど、現代の教育現場で直面する重要な課題に対応する能力が重視されます。これらの視点を取り入れた質の高い面接指導により、養護教諭としての専門性を最大限に引き出す支援を行っています。


[栄養教諭]
栄養教諭の採用試験は、養護教諭と同じく難関として知られており、採用が1名、あるいは募集がない自治体もあります。栄養教諭の配置は、地方公共団体や設置者の判断に委ねられており、配置基準も1校に1人というわけではありません。しかし、その定数を改善しようという動きも見られます。理由としては、安全・安心な給食の提供や一定レベルの食育環境を確保する必要があること、栄養教諭が配置されていない学校では教職員への負担が大きくなっていること、そして食物アレルギーを抱える児童・生徒が増加しているため、アレルゲンのチェックや保護者との連絡業務を統括する役割が求められていることが挙げられます。今後、採用数が増加する可能性もありますが、当面はこの高倍率の傾向が続くと考えられます。栄養教諭を目指す受験生も養護教諭と同様に、非常に高いレベルの勉強を積み重ねており、筆記試験や面接試験も厳しい競争の中で行われています。筆記試験では可能な限り高得点を狙い、さらに質の高い面接演習を通じて、面接試験でも高得点を目指すことが極めて重要です。
【新教舎の対策講座】
新教舎の「トータルサポートコース」では、栄養教諭の採用試験対策に力を入れています。筆記試験対策では、タブレットを活用した学習を提供し、より高得点を目指すサポートを行っています。面接対策においても、質の高い指導を通じて徹底的なサポートを提供します。栄養教諭は、栄養や食に関する専門家として、学校で児童・生徒に食育や栄養指導を行う教員です。さらに、学校内で食のコーディネーターとしての役割も求められ、アレルギー対応や現代の食に関する重要な課題に対応する能力が重視されます。また、面接では食の指導に限らず、生徒指導に関連した設問も課せられるため、幅広い対応力が求められます。新教舎では、栄養教諭としての専門性を最大限に引き出し、合格を目指す受験生を全力でサポートしています。

[民間企業から受験]
民間企業から教員を目指す方にとって、これまでの豊富な経験やスキルは大きな強みとなりますが、学校現場を知らないことに不安を感じるかもしれません。新教舎では、その不安を解消できるよう、学校現場での実践的な知識やスキル、現在の教育的背景を丁寧に指導し、教育現場で求められる指導力、対応力をしっかりと身につけるサポートを行っています。民間で培った対人能力や問題解決力を活かしながら、受験生が自信を持って試験に挑めるよう「トータルサポートコース」 で万全のサポート体制を整えています。


[教諭枠受験]
教諭は、実践的な指導力があって当然という目で見られます。それに加えて、自治体の施策や特色、文化に対する深い理解、そして志望自治体に対する志望動機において、説得力のある回答が求められます。新教舎では、教諭としての実践力をさらに高めつつ、各自治体の特徴や施策を踏まえた志望動機の準備をサポートし、受験者が説得力ある回答を導き出せるよう、丁寧に指導を行っています。


[人生経験豊富な方の受験]
他業種で経験を積んで教員への挑戦を考えている方、子育てが一段落した主婦の方、そして現在講師として年数を重ねてこられた方など、学校現場で核となる役割を期待される方々に対しても、新教舎はしっかりとサポートします。これまでの豊富な社会経験や人生経験を最大限に活かし、若手に負けない強みを発揮するだけでなく、その役割を自覚し、責任感を持って教員としての道を歩めるよう、全力で支援します。
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